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香港厚生労働長官来日、交流を行いました

  • wqbizp
  • 2019年8月7日
  • 読了時間: 3分

香港特別行政区政府厚生労働長官羅致光さんはじめ、 政府社会福利局、香港社会服務協会、 そして香港最大の公益財団である香港ジョッキークラブなどご一行が来日され、 日本の介護事業者、福祉機器関連企業と交流や見学などが行われました。  香港特別行政区政府厚生労働長官 羅 致光(ロー・チークォンさん)

昨晩(8月6日)、長官主催の夕食会に出席いたしました。 日本側が介護関連の大手企業のトップの方、福祉団体の理事長、 大学の先生などが出席されました。 先日台湾訪問したばかりで、頭を香港に切り替えないといけないと思いながら、臨席いたしました。 ↓ 香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部 首席代表 翁 佩雯(シェーリー・ヨン)さん

  2018年香港の平均寿命は日本を抜いて、男女ともに世界一となっています。 高齢者人口率が20%を超え、高齢化が猛スピードで進んでいます。 政府としては対策が急務となっていることから、日本の経験から学ぼうということで、 このような大人数の政府関係者の日本訪問は今年で2回目となります。 今年の2月も「香港貿易発展局主催の「日本・香港高齢者産業ビジネスフェア」において、 主催者からの依頼で、日本の介護理念と現状をプレゼンいたしました。

昨晩、長官の羅さんは、 「急速に進む香港の高齢化に対して、政府がどのように対応すればよいのか、 まだ模索の状況であり、そして政策や制度はまだまだ整えていない、 我々はぜひ日本の皆様から知恵をお借りして、 そしてビジネスパートナーとしての関係を築きたいと思います」 と冒頭の挨拶で述べられました。 ご一行の今回の来日では、二日間にわたるプロジェクトは、 日本の介護保険、福祉機器のレンタルや介護食、 リハビリなど多方面においてレクチャーを受けました。 そして関連の特養や有料老人ホームを見学されました。 ところが、なぜ、香港の平均寿命は日本と一位を争っているのか。

先日台湾にいた時、たまたまホテルで点けたテレビで放映されていました。 つまりその秘訣は、食生活に大きな理由があるそうです。 香港の食材スーパーや市場には料理用の漢方薬が沢山売っています。 それらはいろいろな食材と一緒にゆっくり煮込まれ、できたスープを毎日飲んでいます。 天然サプリメントのようなものです。 もう一つ、香港の住宅は狭いことが世界的に知られていますが、 その代わりに、人と人とが近くなり関わりが多く、お互いに助けあう風習があります。 そのほか、朝の運動やマージャン、そして高い医療水準があげられます。 しかし、これまで日本と香港の福祉分野の交流についてあまり行われませんでした。 私どもは香港の福祉業界と本格的に初めてコンタクトしたと思っています。 今まで香港とのつながりと交流から感じたこと、下記のようにまとめました。 ・双方の交流はこれまで極めて少ないのが実態である・香港の福祉関係者は日本の情報を知らないし、日本からの発信も少ない。・理念、サービス、制度などについて、これから交流と理解を深める必要があると強く感じる。・日本に行きたい、見学や交流をしたいとの声が多い。日本の施設で働きたいと思う若者も少なくない。 というわけで、今後も微力ながら日本と香港の介護関係の架け橋になること、 心掛けてまいりたいです。 そして、この度、香港の皆さんといろいろなお話ができてとても有意義な時間でした。 感謝いたします。  

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日中両国で急速に進む高齢化。双方の国が抱える社会問題を、民間の力によって乗り越えていく。そのための活力を支えていきたいと考えています。

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​日中福祉プランニング 代表 王 青

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