今年の中国の「敬老の日」
- wqbizp
- 2020年10月31日
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10月25日は、今年の中国の「敬老の日」。 中国は毎年の農歴(旧暦)9月9日は、「敬老の日」と定められています。 その由来は古代「易経」に、9という数字は陽数と定められ、 9月9日は9の重ねで、戦国時代から「重陽節」として祭日と見なされていたそうです。 そして、「9」は、中国語の「久」と同じ発音で、「永久」、「長寿」という意味合いがあるため、 政府は「九九重陽節」を「敬老の日」と定めました。 中国全国の今年の「敬老の日」は、全国の足並みを揃えてから11回目を迎えます。 「敬老の日」が近づいてくると、高齢者の話題が一気に増えてきます。 例年だと、各企業や学校のボランティア活動の一環や 要人によるお年寄り表敬として、 介護施設を訪問する模様が報道されて、 「高齢者」というテーマで社会全体が「敬老」一色に包まれます。 また、パフォーマンスともとれる活動がなされますが、 今年はコロナでほぼ中止となりました。 その代わりに、各地の政府や施設の主催で、 歌会や運動会などのイベントが多数開催されました。 その中でも、「金婚祝い」がとくに目立っています。 ウェディングドレスで身を飾る素敵な高齢者夫婦の写真がSNSで飛び交っています。 ちなみに、高齢者人口率が一番高い上海は、 100歳以上の高齢者人数が3009人となり、初めて3000人を突破、 最高齢は113歳の女性だと発表されました。 2000年〜2019年の約10年間、 上海の100歳の高齢者は7.9倍も増えて、平均増加率は12.2%。 そして、60歳以上の人口が361.66万人,戸籍人口比24.6%。 「敬老の日」は、まだまだ盛り上がっていきそうです。




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