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中国・広州を訪問しました(高齢産業博覧会・富裕層向けの介護施設)

  • wqbizp
  • 2019年11月30日
  • 読了時間: 2分

今月初め、広州で開かれている「第六回中国国際高齢産業博覧会」を見学した。 中国では、「China Aid」に次ぐ二番目の規模の介護関連の展示会。 日本企業が出展するパビリオンがあり、JETROの支援でブースは無料となっている。 無料ゆえに、一コマに2社、少し窮屈な感じがした。 上海の同様の展示会は無料ではない。地域の関係?

中国国内の出展メーカーがいろいろな商品を開発して、 アディアに富んだ展示品が多くなり、 価格は日本製の3分の1、或いはその半分以下となっているため、 ますます、同じような用途や機能の日本製の商品は売りにくくなると感じた。

↓(日本某大手「リショーネ)のコピー?)

広州は、中国では三番目の都市であり、 人口は約2000万人を超える大都会。 また古来より中国の貿易港として栄えてきた関係で、経済がとても発展している。 隣にイノベーションの都市として世界中から注目されている深センがある。 高齢者事業は上海とかと比べると少し出遅れているかもしれないが、 当然、上海や北京を意識しているだろう、 これから猛スピードで追いつくような勢いを感じた。 今回、日本のある介護会社と一緒に、 広州にある中国の世界的に有名な巨大企業に招かれて訪問した。 これらの企業はこれから本格的に介護事業に参入するとのこと。 日本との連携を強く望まれた。 これらの企業の共通点は、そのトップの方が、日本での留学の経験があるか、 日本で駐在したことがある、つまり日本に対して親近感を持っている方々だ。

訪問中、中国国有の上場企業「保利発展控股集団」傘下の富裕層向けの施設を見学した。 内装ができたばかりで、来年入居を開始の予定。 最近、中国で見た新しい施設のハードは、みんなこんな感じで、 箱ものとして申し分がない。「豪華」というだけで収まらない。 当然のことながら、IT関係はとても進んでいる。 IoTを含め、システムを自社で開発した。 それはあらゆるデータを集結して、ビックデータとなり、 各地にある施設の状況をすべて確認できようなシステム。 施設の運営と管理、入居者さんの健康管理などで活用できると運営側が説明した。

↓(自社開発したシステム)

↓(リハビリ室とコーナー)

↓(書道室)

↓(映画などの観賞室)

↓(マージャン台)

↓(食堂)

↓(テラス)

そして、三世代が楽しめる場所も作り上げ、家族が見舞いしやすい環境ができている。

ちなみに、広州はやはり名実共に「食い倒れの町」である。堪能しました!

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日中両国で急速に進む高齢化。双方の国が抱える社会問題を、民間の力によって乗り越えていく。そのための活力を支えていきたいと考えています。

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​日中福祉プランニング 代表 王 青

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