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「第10回東アジア市民社会フォーラム」にスピーカー参加しました

  • wqbizp
  • 2019年10月30日
  • 読了時間: 3分

一昨日、「第10回東アジア市民社会フォーラム〜長寿社会と市民社会組織~」に スピーカー参加いたしました。

東アジア市民社会フォーラムは、日中韓3か国お相互理解と融和を通して、 東アジア地域の平和と繁栄の実現を目指す国際交流フォーラムです。 毎年各国が持ち回りで開催されました。今年は4巡目で日本での開催で、 私がフォーラムで「特別報告」として、日中の介護分野での交流事業を皆様に発表させていただくということで、お招きいただきました。

日、中、韓三国の市民団体や教育機関の関係者らが一堂に、 共通の課題である高齢社会においての様々な社会問題について、 民が担う役割や活動を共有する場となりました。 中国の南京と成都がそれぞれ発表した「ボランティアのタイムバンク」と 「義倉」が大変興味深いものでした。 前者は、若者を中心にタイムバンクシステムをコミュニティで作り、 高齢者や生活に困っている社会弱者に対して助けるかわりに、 本人またはその直系親族が高齢になった際、 それまで貯蓄したボランティア時間に基づいて、 優先的に介護サービスを受けるか、生活用品などの物と交換することができます。

成都の「義倉」というのは、中国で歴史的にあった伝統的「互助」文化を伝承し、 現代コミュニティの課題に対応するために革新し発展させる事例。 寄付や奉仕活動により、地域の中で、地域が持っているリソースを利用して、 高齢者や生活弱者への支援を行うなどの活動です。 そして、韓国の地域福祉の担い手としての「総合社会福祉館」が運営する 「美しい隣人」事業もユニークな取り組みと思いました。 つまり、地域の商店街のお店が住民のニーズに合わせたモノやサービスを提供(寄付)し、 それらを受けた住民が地域やお店のために様々な活動に参加するという形で返します。

私からは、これまでの介護分野での日中介護関係の交流について報告させていただきました。 日中それぞれの強みがある中で、 私どもが長年行ってきた日中相互訪問や公開セミナーなどのイベントを通じて、 とりわけ現場を中心に行う交流で、お互いの強みを共有し、 そして学びあい、相互触発・相互補完することができた。 そこには相互のリスペクトと信頼も醸成されてきました。 そのような取り組みを通じて、日中企業間の連携や協力関係、 いわゆるビジネス関係まで発展した例は少なく無い。

フォーラムでは、参加者の皆さんと沢山の交流ができて、 大変示唆に富んだフォーラムとなり、とても有意義な時間でした。 主催側の公益法人協会に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

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日中両国で急速に進む高齢化。双方の国が抱える社会問題を、民間の力によって乗り越えていく。そのための活力を支えていきたいと考えています。

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​日中福祉プランニング 代表 王 青

info@jcwp.net

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