「中国シルバービジネスチャンスセミナー2019」開催レポート
- wqbizp
- 2019年12月22日
- 読了時間: 3分
12月12日に大阪市主催の「中国シルバービジネスチャンスセミナー2019」にて、
スピーカーとして登壇させていただき、
参加者の皆様に中国の介護現場からの最新情報をお話いたしました。
セミナーのプログラムは下記の写真の通りです。
会場は当初の定員70名を超えた100名の方が参加された状態で超満員となりました。 主催者からは、「会場の関係でキャパシティー以上の申込は全部断った、 本当に心苦しかった」とお話しされました。
大盛況でした!
これは、日本と同じ課題を抱える中国の高齢社会への関心の高さの表れです。
JETRO上海事務所からわざわざ駆けつけこられた林さんは、
中国での勤務はもう5年以上となり、
福祉関係を始め「中国の輸入博覧会」の日本国の出展ブースの担当もされております。
中国の高齢社会の現状や政策動向、
高齢者サービス分野のビジネス動向などについて講演されました。
二番目に講演されていたのは、中国天津の経済開発区日本事務所の代表慕さん。
天津のシルバー産業の現状を通して、
中国の特徴やビジネストレンドを紹介されました。
最後の番となる私は、現在中国の介護現場で何が起きているのか、
最近の政策や新しい動向について、
沢山の現場での写真を織り交ぜながら報告させていただきました。
キーワードは「一人っ子政策のひずみ、農村の高齢化、一人暮らしの高齢者、
在宅のノーフォーマル介護、介護施設のサービス理念の変化、
認知症への認識変化」などです。
とても40分間で伝えきれる内容ではなかったのですが、
おおむねの要点をお話することができました。
第二部のパネルディスカッションを合わせて合計3時間のセミナーは、
終始リズムよく進められて、講演者と聴衆の皆さんの呼吸があっていたように思いました。
最後の質問応答の際に出された質問がなかなか手ごたえを感じました。
「中国の現場スタッフの心のケアはどうされていますか?」
「生活習慣病を患う1億人の中国は予防という考え方、取り組みがありますか?」などなど。
そして、モデレーターのデロイトトーマツの田中さんから、
私に発した質問も的確で、鋭いものでした。
「中国シルバー市場の変化を長年見てきている王青さんのご経験から、
日本サイドが最も理解するのが難しい変化は何でしょうか?
また、なぜ理解できないのか、その理由を王様はどの様にお考えでしょうか?
講演の中に幾つものヒントがありましたが、
王青さんがこれから一番注目されている介護サービスや商品・商材はズバリ何でしょうか?
それはお値段がどの程度でしょう」
非常に正鵠を射る質問で、回答するのに高揚感がありました。
有意義な時間を過ごさせていただき、私としてはとても楽しかったです。
その後、主催側から纏められたセミナーの報告書には、
集計されたアンケート調査を添付してくださった。
それを見ると、「大変満足した」、「役に立ちました」などのコメントが殆どで、
発信してよかったと感じる次第です。
(追伸、そのセミナーで、10数年前に大阪のATCに勤めていた時に(私のサラリーマン時代)、
お世話になっていた大阪市役所や外郭団体の方々に再会ができて、
とてもサプライズで、昔話がつきませんでした。
ついでに、大阪の美味しい食べ物も満喫しました〜。
大阪は、やっぱりいいですねー。
















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